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職名 | 読み | 職務 | (参考)高松藩での人数と禄高 |
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大老 | たいろう | 藩主に次ぐ最高の地位 | 一人、三千石の禄高 |
年寄 | としより | 藩の重臣 | 十人、禄高は一人概ね四百石 |
大番頭 | おおばんがしら | 城中や本陣の警護をする大番組の長 | 二人、禄高は一人概ね四百石 |
書院番頭 | しょいんばんがしら | 城内中枢部の警護や城内の儀式を司る職の長 | 二人、禄高は一人概ね五百石 |
小姓(性)頭 | こしょうがしら | 藩主の側近に仕えて雑用の役を果たす小姓の指揮をする長 | 三人、禄高は一人概ね三百石 |
馬廻番頭 | うままわりばんがしら | 大将の馬のまわりで警護する騎馬武士の長 | 四人、禄高は一人概ね三百五十石 |
側用達 | そばようたし | 藩主の側近として重臣との連絡調整に当り、藩主の最も信頼する要職 | 一人、禄高は二百石 |
寺社奉行 | じじゃぶぎょう | 神社仏閣を司る | 二人、禄高は一人概ね二百石から百石 |
旗奉行 | はたぶぎょう | 旗大将 | 三人、禄高は一人概ね二百石から百石 |
槍奉行 | やりぶぎょう | 槍大将 | 三人、禄高は一人概ね二百石から百石 |
船奉行 | ふねぶぎょう | 水軍の大将 | 三人、禄高は一人概ね二百石から百石 |
町奉行 | まちぶぎょう | 城下の治安守る | 二人、禄高は一人概ね二百石から百石 |
数寄道具奉行 | すきどうぐぶぎょう | 風流茶道具司る | 四人、禄高は一人概ね五十石以下 |
勘定奉行 | かんじょうぶぎょう | 会計担当 | 四人、禄高は一人概ね五十石以下 |
作事奉行 | さくじぶぎょう | 建築を司る | 五人、禄高は一人概ね五十石以下 |
船作事奉行 | ふなさくぶぎょう | 船造り | 二人、禄高は一人概ね五十石以下 |
郷普請奉行 | ごうふしんぶぎょう | 地方の土木工事司る | 十四人、禄高は一人概ね五十石以下 |
蔵奉行 | くらぶぎょう | 金銀米穀管理 | 十七人、禄高は一人概ね五十石以下 |
鉄砲奉行 | てっぽうぶぎょう | 鉄砲を司る | 二人、禄高は一人概ね五十石以下 |
道具奉行 | どうぐぶぎょう | 武具を司る | 六人、禄高は一人概ね五十石以下 |
※その他奉行 | ー | 切支丹奉行、郡奉行、庭奉行、水道奉行、竹本奉行など。 | ー |
留守居番頭 | るすいばんがしら | 城中や藩邸に留まって留守番をしたり、藩主や他藩との連絡などに当る藩士の長 | 二人、禄高は一人概ね二百五十石 |
門番頭 | もんばんがしら | 城の門を警備する藩士の長 | 禄高は一人概ね二百五十石 |
物頭 | ものがしら | 武具の管理をする藩士の長 | 禄高は一人概ね二百五十石 |
寄合番頭 | よりあいばんがしら | 藩内の政務を合議する組織 | 二人、禄高は一人四百石 |
用人 | ようじん | 藩主の側近に仕え庶務会計用務に携わる | 三人、禄高は一人概ね二百石 |
惣領組頭 | そうりょうくみがしら | 藩士同族を結集する組織で、総務を担当した総領絡の長 | 四人、禄高は一人 概ね二百五十石 |
新組頭 | しんくみがしら | 藩士の新人若者の教育指導訓練をする新組の長 | 二人、禄高は一人概ね百五十石 |
辻番頭 | つじばんがしら | 城下の武家屋敷の各辻々に辻番所が置かれ、辻番人を配置。その辻番の長 | ー |
先手頭 | さきてがしら | 戦陣で藩士たちの先頭を切って働く隊の長。名誉禄高も保障 | ー |
持筒頭 | もちづつがしら | 戦陣で大砲を扱う藩士の長 | 二人、禄高は一人概ね二百五十石 |
徒士頭 | かちがしら | 徒歩部隊の藩士の長 | 六人、禄高は一人概ね二百石 |
足軽頭 | あしがるがしら | 最下位の藩士(足軽は「士分」でなく多人数いた。)の長 | 二十七、禄高は一人概ね百五十石 |
鷹師頭 | たかしがしら | 藩主以下鷹狩りをする時の準備などする講師(匠)の長 | 一人、禄高百石 |
横目 | よこめ | 藩士の非違を監察し正す役職。奥向きを司る「奥横目」がある。 | 十五人、禄高は 概ね一人二百石 |
使番 | つかいばん | 戦陣では藩士に使命を伝え、平時では治政の実態を査察して藩主に報告する藩士 | 二十五人、禄高は概ね一人百石 |
小納戸 | こなんど | 藩主の理髪、配膳、座方など細事を司う | 四人、禄高は概ね一人三十石 |
大納戸 | おおなんど | 藩主の衣服、金銀のことなど司う | 七人、禄高は概ね一人十五石 |
医師 | いし | 藩主の侍医、奥医師のほか表医師など藩士の病気治療 | 四十六人、禄高は二百石から三十石 |
御匕(匙) | おさじ | ※医師のこと | ー |
儒者・儒役 | じゅしゃ・じゅやく | 藩主以下藩士の学問を指導教授する役職で主として儒学(孔孟の教えなど)を講じた | |
膳番 | ぜんばん | 藩の台所料理食事に関し、管理監督する藩士 | 四人、禄高は概ね一人五十石 |
右(祐)筆 | ゆうひつ | 藩の記録係で奥向きのことを司る奥右筆と一般の右筆があった | 奥右筆一人十五石。 右筆は十人、禄高は概ね万人七石 |
代官 | だいかん | 領内の支配組織 | 五人、禄高は概ね一人米六十俵 |
郡奉行 | こおりぶぎょう | 代官の上司 | 二人、禄高は概ね一八百五十石 |
馬別当 | うまべっとう | 藩の馬の事を司う | 三人、禄高は万人概ね百石 |
茶道頭 | ちゃどうがしら | 藩の茶道の(小頭らを含む)頭 | 一人、十石の禄高 |
薬坊主頭 | くすりぼうずがしら | 薬草など煎じる坊主 | 十一人、長の禄高は十石。医師の補助をつとめ、一般茶坊主の禄高は概ね一人五石 |
賄頭 | まかないがしら | 藩の台所で賄いをする藩士の長 | 二人、禄高は概ね万人六石 |
吟味人 | ぎんみにん | 料理を吟味する藩士と非違を取調べ吟味する藩士 | 十三人、禄高は全部で百十六石 |
徒目付 | かちめつけ | 徒歩部隊の藩士の監視活動する役 | 三十三人、禄高は概ね一人八石 |
伯楽 | はくらく | 馬のよしあしを鑑定識別する役 | 一人いた。禄高は十二石 |
馬乗 | ばじょう | 藩士の中での騎馬の指導者 | 四人、禄高は概ね一人五両 |
寺社取次 | じしゃとりつぎ | 寺社奉行配下で奉行にとりつぐ役 | 八人、禄高は概ね一人五石 |
大工頭 | だいくがしら | 大工の頭 | 二人、禄高は一人概ね八石 |
船大工頭 | ふなだいくがしら | 船造り大工の頭 | 一人、六石の禄高 |
鷹匠小頭 | たかしょうこがしら | 鷹匠の小頭 | 一人、十二石の禄高。手鷹匠は二人いて一人の禄高は七石 |
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代表萩本勝紀
(行政書士・姓氏研究家・保育士)
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