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戸籍を超えた家系図作成、家系調査、先祖調査を専門としています。

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日本テレビ news every. 電話取材を受けましたNews 2019/2/15 


壬申戸籍がインターネットオークションで出品・落札されていた件で、家系図に詳しい専門家として、日本テレビの夕方のニュース番組『news every.』で電話取材を受けました。


“明治の戸籍”出品、問題点は?回収のワケ

 
 
 

  • ニュースの内容(概略) ※以下の青字部分

壬申戸籍とみられる文書が2019年1月31日、インターネットオークションサイト「ヤフオク!」に出品され、落札後ヤフー側が「不適切な出品」と判断して売買不成立となった、という内容。


この件で、壬申戸籍を所蔵しており、戸籍に詳しい専門家という立場で電話取材を受けました。

家系図に詳しい・萩本勝紀行政書士「私は調査研究でこういう仕事をしているので、こういう戸籍が欲しいんですね」「問題は持ってる人がどう使うかという目的を売るときにわかりませんでしょ、(ネット)オークションだと」
当時の身分などが記載されているため、身辺調査などに利用される恐れがあるという。

テレビで流れたのは、電話で話した中の一部切り取りですが、取材を受けたのは光栄なことでした。

  • 壬申戸籍のネットオークションへの私の見解

壬申戸籍は、就職や結婚の際に悪用され問題となっていたため、法務省は昭和43(1968)年、回収して封印するよう通達しました。
その後は市町村や地方法務局で保管され、親族や職員も閲覧できないようにしている、となっています。

私は先祖調査という仕事のなかで、江戸時代に村役人だった「名主(庄屋)」や明治初期の「戸長」や「大地主」だった家に今も所蔵されている壬申戸籍(副本)を見ていますし、私自身も明治期の戸籍制度研究のため、何種類かの壬申戸籍(副本)を所蔵しています。
オークションには、このような家に残っていた壬申戸籍の副本が出品されていると思います。

私は行政書士という国家資格者で、法令や個人情報の扱い遵守を課せられており、また先祖調査という業務がら、同和問題には慎重に対応しています。同和地区と言われる地域での調査も行っていません。

私の見解としては、壬申戸籍という文書が譲渡や売買されること自体は否定しません。
ニュースでもコメントしましたが、「所蔵する目的」が重要であり、「オークションだと誰がどのような理由で手に入れるか分からない」、という点が問題だと考えています。

先祖調査では、全国で数多くの郷土史を見ていますが、古い郷土史の紙面には壬申戸籍を書き出した記載もあります。
明治になって戸籍が作られる数年前までは『宗門人別帳』という、戸籍にあたるような文書がありました。
江戸時代のものなので、名字(苗字)は書かれていませんが、その村を知る人が見ればどの家の先祖か分かります。
『宗門人別帳』は、郷土史に全文が活字化されていたり、博物館などに展示されたり、文書館や歴史図書館で実物を手に取れたりと、かなり一般に公開されています。古書店やオークションでも売られています。

つまり古文書や文書については、一概に「公開か/非公開か」という判断ではなく「見る側の目的と理由、見せる側の目的と理由が重要」というのが私の見解です。


ペg



NHK チコちゃんに叱られる!
に出演しました



テレビ朝日
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日本テレビ news every.で
電話取材を受けました!



TBS この差って何ですか?で
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