武士の暮らしInformation of Local History
中世から江戸時代にかけての武士の暮らしなど、興味深いデータを載せていきます。(このページは随時情報を追加していきます)
武士の暮らし ※本郷和人東京大学教授(歴史学者)のお話より(2017年10月)
◆応仁の乱から始まる戦国時代の頃の平均寿命は?
「およそ15歳〜20歳」
※15歳の元服を迎える成人まで生き延びた人では50歳くらい
◆その頃の平均身長
「およそ150p〜155p」
※発掘調査による遺骨、鎧兜(よろいかぶと)、肖像画などからの推定
◆戦に連れて行く家来の数(小田原北条氏の場合)
「7貫文(かんもん)の領地を持つ人は1人の家来、14貫文なら2人、21貫文なら3人〜」
※「貫(かん)」は銭1000文のこと(1000文を紐を通して束で呼ぶ時の単位)
※重さの単位でも使われ、1貫は1000匁(もんめ)で3.75キロのこと
◆江戸時代「100石どり」は年収で言うと750万円ほど
「戦には家来を2人連れて行かなくてはいけない」
※この年収で2人を養うのはなかなか厳しかったと推察できる
※米1石=米150kg =75,000円見当
◆戦がないときの武士の生活
(小田原北条早雲の書「早雲寺殿廿一(二十一)箇条」より)
「朝4時に起きて夜8時に寝る」
「主君の前に出るときは、まず次の間に下がって心を整えてから出る」
※戦国大名に一生懸命仕えていた人たちには日曜日のような休日はなかったと推察できる